【保存版】頭皮の血行を促進して薄毛対策や育毛に効果のあるツボまとめ

【保存版】頭皮の血行を促進して薄毛対策や育毛に効果のあるツボまとめ

日常でも簡単に行えてコストのかからないツボ押し。ツボには血流を良くしたり、精神をリラックスさせてくれるものがあります。AGA専門の薬による治療や生活習慣の改善は薄毛治療に勿論効果的ですが、東洋医学のツボ押しも、日常の育毛・薄毛対策に取り入れやすくオススメです。

そもそも人間のツボとは何か?

東洋医学では、人間の体を流れる生命エネルギー、いわゆる「気」の通り道を「経絡(けいらく)」と呼んでいます。経絡は頭の頂点から足のつま先まで、体の各所を通っています。

そして、体の各所で経絡どうしを結んでいるようなポイントを「ツボ」と呼んでいます。

育毛・薄毛対策に効く東洋医学のツボ押しとは?

育毛・薄毛対策に効く東洋医学のツボ押し

中国でおよそ2000年以上も前に成立した東洋医学は、体のバランスを整えて症状を自然に治していくという考えに基づいた、体に優しい治療法です。

ツボ押しは東洋医学の治療法の一部で、全身にあるツボを刺激することによりリンパや血行などの体の流れを良くし、バランスを整え不調にアプローチしていくというものです。

体はどこか一部が不調になると、経絡の流れが滞ってしまい他の場所にも様々な不調を招きます。その時、ツボを刺激することによって経絡の流れを良くし、体全体のバランスを整え、不調の部分にも働きかけることができるとされています。このツボはWHO(世界保健機構)に認知されている数だけでも361箇所あり、さらにそれ以上あるとされています。

薄毛予防に効果的!ツボ押しのメリットとは?

薄毛対策に効果的!ツボ押しのメリット

場所を選ばず、気軽に薄毛対策を行うことができる

ツボ押しは時間や場所を選ばず行うことができます。毎日の育毛・薄毛対策に気軽に取り入れられるのがメリットと言えます。

コストなしでも育毛・薄毛対策ができる

ツボ押しは特別必要な道具もなく、コストがかかりません。ちょっとした時間があれば、すぐに薄毛対策に取り入れることができます。

育毛・薄毛対策に効果的なツボ押しの方法とは?

ツボ押しは1回に10分、1日に1〜2回程度が適当とされます。長く押し続けたり、強く押しすぎると、かえって筋肉や神経を痛めたりすることもあります。イタ気持ちいいと感じることができる強さが最適です。

また、ツボの位置は共通ですが、体格によって異なります。ツボを探すには「小さな点」というより、「大体この辺り」ととらえて、実際に指で軽く押してみて、他と異なる反応があった場所をツボだと捉えるのがコツです。

育毛・発毛に効くツボはココ!!頭にあるツボとその場所まとめ

頭にある育毛・薄毛対策に効くツボをまとめてご紹介します。

百会(ひゃくえ)

薄毛対策のツボ「百会(ひゃくえ)」のツボの位置を記した女性の画像

「百会(ひゃくえ)」は、頭のてっぺん「頭頂部」にあり、左右の耳の延長線上と鼻からの延長線とが交わるところ、または頭頂部で、両耳を結んだ線と、顔の左右の中心線の交差する位置にあります。

「百会(ひゃくえ)」は万能のツボなどとも言われ、体の緊張を解し精神をリラックスさせてくれるツボです。緊張を解すことによって、頭皮の血行が促進し、薄毛対策へと繋がっていきます。

息を吐きながら、両手の中指を使って「イタ気持ちいい」と感じる力で、15~20回ほど指圧します。体の中心に向かってまっすぐに押すようにすると、「百会(ひゃくえ)」を上手に刺激することができます。

風池(ふうち)

薄毛対策のツボ「風池(ふうち)」のツボの位置を記した女性の画像

「風池(ふうち)」は血行促進に繋がるツボで、後頭部、首の付根から頭部につながる部分に位置しています。首筋を下から押し上げて行った時に指が引っかかる場所、または頭蓋骨の下のうしろ髪の生え際にあるくぼみの指1本分外側となっています。

このポイントを、指を使って体に対して垂直に押し当て、指の腹で力を加えていくことで、頭部への血流を促進させることができます。「風池(ふうち)」は血行促進のツボなので、育毛効果を求める頭皮の血流だけでなく、頭痛、疲れ目、肩こりなどにも効果があるとされています。仕事中の気分転換などの際押してみるのをオススメします。

天柱(てんちゅう)

薄毛対策のツボ「天柱(てんちゅう)」のツボの位置を記した女性の画像

「天柱(てんちゅう)」は首筋の中央、うなじの生え際のくぼんだ位置から、うなじに沿って外に向かって指をずらすとある太い筋肉の外側にあるツボです。

「天柱(てんちゅう)」は「百会(ひゃくえ)」と並んで万能のツボとして有名なツボで、頭痛、肩こり、抜け毛、疲れ目、ストレスなどの改善に効果があると言われています。

このツボを刺激する際には、手のひらで頭を包むようにして親指で押すようにして下さい。

上星(じょうせい)

薄毛対策のツボ「上星(じょうせい)」のツボの位置を記した女性の画像

「上星(じょうせい)」は顔の左右の中心と前髪の生え際から2cmほど上に登ったところにあるツボで、押すと心地よい刺激があり、頭皮の血行促進で抜け毛を予防する効果があると言われています。

他にも鼻炎、花粉症、頭痛に効果があると言われています。人差し指を使って押すと上手にツボに刺激を与えることができます。

完骨(かんこつ)

薄毛対策のツボ「完骨(かんこつ)」のツボの位置を記した女性の画像

「完骨(かんこつ)」は耳たぶの後方にある、尖った骨の後ろにあるくぼみ辺りにある骨のくぼみにあるツボで、このツボも「上星(じょうせい)」などと同じく抜け毛の予防に効果があるとされています。

両手で頭を抑えるようにして、親指を使って押すと上手にツボを刺激することができます。

玉枕(ぎょくちん)

薄毛対策のツボ「玉枕(ぎょくちん)」のツボの位置を記した女性の画像

「玉枕(ぎょくちん)」は後頭部の真ん中の盛り上がった位置(外後頭隆起)から、左右に指2本分の場所にあるツボで、頭皮の血行促進で、たくさんの栄養や酸素を頭皮に送れるようになります。

また鼻詰まり改善などにも効果があると言われています。このツボは、手のひらで頭を包むようにして親指で押すようにして下さい。

あ門(あもん)

薄毛対策のツボ「あ門(あもん)」のツボの位置を記した女性の画像

「あ門(あもん)」は後頭部の下にある、うなじの生え際から少し上がった中央のくぼんだ所にあるツボで、頭を後ろに傾けると見つけやすくなります。

「あ門(あもん)」は、首のこり改善、頭皮の血行促進などの効果があるとされているので、抜け毛やコリに悩まされている方などにもオススメのツボです。

このツボは、「天柱(てんちゅう)」「風池(ふうち)」は近い位置にあるツボなので、親指をずらす感じで順番に押していくと効果的です。

角孫(かくそん)

薄毛対策のツボ「角孫(かくそん)」のツボの位置を記した女性の画像
「角孫(かくそん)」は耳の上の髪の毛の生え際辺り、耳を前にペタンと折り曲げて耳の先端があたる辺りにあるツボです。

「角孫(かくそん)」は頭皮の血行を促進するツボだと言われているので、薄毛や抜け毛の予防だけではなく、白髪などにも効果があります。

育毛・発毛に効くツボはココ!!頭以外にあるツボとその場所まとめ

育毛・薄毛対策に効果のあるツボは頭だけでなく体全体にもあります。育毛・薄毛対策にオススメのツボをご紹介します。

湧泉(ゆうせん)

湧泉(ゆうせん)のツボの位置を記した女性の画像
「湧泉(ゆうせん)」土踏まずのやや上の中央、足の指を曲げてへこんだところにあります。冷え性(特に下半身の冷え)・のぼせ・不眠症・呼吸器疾患・心臓疾患に効果があるとされているツボです。

親指を使ってツボを押すと、上手に刺激を与えることができます。頭皮だけでなく、体全体の血流促進を促します。

清明(せいめい)

薄毛対策のツボ「清明(せいめい)」のツボの位置を記した女性の画像

「清明(せいめい)」は目頭のやや上の内側にあります。あらゆる眼に関することに効くツボとされていて、眼病予防、眼精疲労などに効果があります。

眼精疲労から頭皮の血行が悪くなる原因に繋がるとされ、この「清明(せいめい)」を刺激することにより血行を促進させて抜け毛の防止を促します。

攅竹(さんちく)

薄毛対策のツボ「攅竹(さんちく)」のツボの位置を記した女性の画像

左右それぞれの眉毛の内側に「攅竹(さんちく)」はあります。人さし指を当てて上下に動かし、ここを指でさぐると、細いコリコしたすじに触れます。そこが「攅竹(さんちく)」です。

老眼や目の疲れ、頭痛、三叉神経痛などに効くツボで、「清明(せいめい)」と同様、眼精疲労からくる血行不良を改善します。ストレス性の薄毛や抜け毛対策におススメです。

腎穴(じんけつ)

薄毛対策のツボ「腎穴(じんけつ)」のツボの位置を記した女性の画像

「腎穴(じんけつ)」は手の小指の手のひら側、第一関節の真ん中の部分にあるツボです。頭皮の血流を改善するツボで、ホルモンバランスを整えて切れ毛、抜け毛などを防止する効果があります。

また、「腎穴(じんけつ)」にはストレスを軽減する効果もあります。その為、ストレス性の薄毛や抜け毛対策におすすめです。

合谷(ごうこく)

薄毛対策のツボ「合谷(ごうこく)」のツボの位置を記した女性の画像

「合谷(ごうこく)」は手の甲のツボで、親指と人差し指の骨が合流するすぐ近くにあり、押してみると痛みがあるのですぐにわかります。

「合谷(ごうこく)」には、冷え性、肩こり、頭痛、腹痛、便秘、下痢、二日酔い、視力低下、下歯の痛み、鼻血鼻水など様々な効果があるとされていて、万能のツボと言われています。薄毛や抜け毛対策だけでなく、日々の体調を整えます。

労宮(ろうきゅう)

薄毛対策のツボ「労宮(ろうきゅう)」のツボの位置を記した女性の画像

「労宮(ろうきゅう)」は手のひらにあり、疲労が宿るツボとも言われています。

ツボの場所は手のひらのほぼ中央の軽く拳を握ったとき中指と薬指の指先の間にあたるところに位置し、自律神経を整え疲労回復や、ストレスの緩和、手のほてり、吐き気、動悸、胃腸の不調、上半身の血行促進に効果的だと言われています。その為、ストレス性の薄毛や抜け毛対策におすすめです。

ツボ押しをする上での注意事項とは?

ツボ押しをする上での注意事項

ツボ押しは、空腹時や満腹時、飲酒の後、微熱があったり、身体がだるい、ひどく疲れて眠いなど、いつもと体調が違うと感じるときには控えた方がいいとされています。

また、サウナに入った後や手術などの後も控えたほうがいいとされています。

指だけじゃない!!育毛・薄毛対策に効くツボに刺激を与える方法とは?

育毛・薄毛対策に効くツボに刺激を与える方法

育毛・薄毛対策に効くツボは、指を使えば刺激を与えることができます。さらに効果を高めたい場合は、お灸がオススメです。

今は火を使わないお灸も販売されています。そういったお灸を使用すると、安全にツボへ刺激を与えることができます。

最後に

ストレスや心労などによる抜け毛や脱毛症に関しての対策として、手軽に毎日取り入れられるツボ押しは試してみる価値はあると思います。

また、ツボ押しで頭皮の血流だけではなく、体内の血行の循環がよくなり、身体や精神の健康状態が回復するだけではなく、それに伴い頭皮の血行も促進されていくため、日々の健康にもプラスの影響を及ぼすことが考えられます。

普段運動などをしない人は、まず毎日数分で気軽に取り入れられるツボ押しを日頃の育毛対策に取り入れてみてもいいかもしれません。

本記事の寄稿者情報

鈴木亮輔
31歳独身。趣味はPCの自作と猫カフェ巡り。新宿のIT会社に勤務するサラリーマンです。20代中盤から徐々に抜け毛が増えて薄毛(M字部分)になり始め、長年に渡り自身で育毛剤を自作するなどの抜け毛や薄毛の改善方法を模索した実体験や、AGAクリニックの通院体験を活かして記事の執筆をしています。薄毛に悩む人は一人でも減ることを祈って、薄毛や育毛対策に有効となる情報を発信をしていきます。
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