トリプトファンやオレイン酸を含むアボカドの薄毛予防や育毛効果の実力とは

トリプトファンやオレイン酸を含むアボカドの薄毛予防や育毛効果の実力とは

世界一の栄養価を含むアボカドには薄毛対策に有効か調査しました。

アボカドとはどんな果物か?

クスノキ科の常緑高木で、淡黄緑色の小花を多数円錐状につけます。果実は球形・卵形・洋ナシ形をしていて、熟すと果肉がバター状となり生食されます。熱帯アメリカの原産の果物で、「わになし」とも呼ばれます。

濃厚な味わいと脂肪分の豊富さから「森のバター」とも呼ばれています。またアボカドは世界一栄養価の高い果物としてギネスブックに記録されています。

アボカドは野菜か?果物か?

農林水産省によると田畑で作られるもので、副食物であり、加工を前提としない「草本類」を野菜、数年にわたって収穫可能な永年生作物などの「木本類」を果物と定義しています。要は「草になる、または草そのもの」が野菜で、「木になる」ものが果物に分類されますアボカドは木になるものなので果物に分類されます。

なぜアボカドは薄毛に有効であると言われているか?

アボカドは薄毛に有効
アボカドには毛髪や頭皮の状態を改善する成分を豊富に含んでいます。中でも下記の5つの成分が薄毛対策に効果的な成分と言われています。

IGF

アボカドには不飽和脂肪酸であるオレイン酸が豊富に含まれています。
また、オレイン酸の中にはIGFが含まれています。IGFとは髪の成長を促す成長因子を増やし、発毛を促進する効果があります。IGF-1が毛乳頭を刺激することによって正常なヘアサイクルに導き、抜け毛を防ぎます。

トリプトファン

アボカドにはトリプトファンが豊富に含まれています。トリプトファンは体内に入ると、最終的に睡眠ホルモンであるメラトニンに変わります。メラトニンは睡眠に関係するホルモンで、この効果で深く眠ることを助け、睡眠の質を向上させます。髪が成長するタイミングである睡眠の質が高くなり、髪を成長させるホルモンの分泌も増えることによって育毛環境と整えます。

ビタミンB2・B6

アボカドにはタンパク質が髪に生成されるのを助けるビタミンB2・B6も豊富に含まれています。また、ビタミンB2・B6は皮脂の分泌を抑え、皮膚の新陳代謝を促す作用もあります。

ビタミンE

ビタミンEは抗酸化作用があり、頭皮の老化を防ぐ効果があります。ビタミンEには毛細血管拡張作用もあるので、血行を促進し、健康な頭皮に導きます。血行が促進されることによって毛根に必要な栄養や酸素が運ばれ、髪の成長を助けます。

良質なタンパク質

毛髪の99%は、18種類のアミノ酸が結合したケラチンというタンパク質です。
アボカドには髪の合成に欠かせない必須アミノ酸が種類、量ともに豊富に含まれています。これにより髪にツヤやハリがでてきます。

アボカドには発毛を促進する効果のあるIGFや、毛髪・頭皮に有効な成分が豊富に含まれている果物であり、薄毛対策に効果的な食材であると言えます。

食べごろの育毛に効果的なアボカドの選び方とは?

食べごろの育毛に効果的なアボカドの選び方
アボカドを購入する際、以下の点をチェックすると食べごろのものを選ぶことが出来ます。

  • 硬さは硬くなく柔らかすぎず、触ってみるとほどよい硬さで弾力があるもの。
  • その日に食べたいなら黒っぽく、もしくは黒くなっているもの。
  • 表面にシワがなくてヘタが取れていないもの。

※注意:熟れるまで待てるなら緑色の固めのものを買って常温においておけば2~3日で熟します。これを追熟と呼びます。逆に5日以上もすると熟れすぎて身が黒くなってしまうので注意して下さい。

アボカドの旬は?

アボカドの旬
年中スーパーで見かけるようになったアボカドですが、旬があります。アボカドの多くはメキシコ産で、9月~10月頃に出回るものは新アボカドになります。

油分が15~20%で青みが強くて熟しにくいのが特徴です。そして10月から6月までは安定した味を楽しめます。7~8月は特にこってり、ねっとりした味わいになります。

アボカドにはどれくらいのカロリーがあるか?

アボカドのカロリー

食品成分表を見ると、アボカドは生食の果物では最もエネルギーが高くなっており、アボカド100gに対して187kcalあります。アボカド1個の重さは約200gで、廃棄率(皮や種など食べれない部分)は30%くらいあるので、アボカド1個の可食部は約140gあります。したがって、アボカド1個のカロリーは約260kcalとなります。

2番目にエネルギーの高いドリアンは133kcal、3番目はバナナの86kcal位なので、アボカドはかなりカロリーが高い果物であるということが言えます。カロリーを気にする方は食べる量に気を遣うと良いと思います。

アボカドの歴史とは?

アボカドの歴史
古代アステカ時代から生命の源と呼ばれて珍重されており、19世紀末にアメリカに持ちこまれ、栽培されるようになってから世界に知られるようになりました。

今現在、国内で流通しているアボカドのほとんどが、メキシコ、ニュージーランド、アメリカなどからの輸入品です。

最後に

ギネスブックに認定されるほどの高い栄養価を持つアボカドには、毛髪に関係している成分も多く含まれていることが分かりました。体内環境を整え、間接的な育毛環境改善にアプローチできる身近な食材ということが言えます。

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本記事の寄稿者情報

鈴木亮輔
31歳独身。趣味はPCの自作と猫カフェ巡り。新宿のIT会社に勤務するサラリーマンです。20代中盤から徐々に抜け毛が増えて薄毛(M字部分)になり始め、長年に渡り自身で育毛剤を自作するなどの抜け毛や薄毛の改善方法を模索した実体験や、AGAクリニックの通院体験を活かして記事の執筆をしています。薄毛に悩む人は一人でも減ることを祈って、薄毛や育毛対策に有効となる情報を発信をしていきます。
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