IGF-1育毛理論で注目のキムチに含まれるカプサイシンのAGAや薄毛改善効果とは

IGF-1育毛理論で注目のキムチに含まれるカプサイシンのAGAや薄毛改善効果とは

韓国料理にはなくてなならないキムチ。そのまま食べられるだけでなくスープに入れたり、チャーハンに入れたり、他の食材と炒めたりと様々な料理で用いられる万能食材です。このキムチは薄毛・育毛対策に効果ある食材か?調査しました。

薄毛・育毛に効く?!キムチとは一体どんな食べ物か?

皿に盛られたキムチのアップ画像キムチとは朝鮮の漬物の総称で、沈菜(チムチェ)とも書きます。朝鮮の食生活に欠かせない菜であり、飯にキムチとスープは必ずセットで付けられてくるものです。

白菜を使ったキムチの作り方を例にとると、四つ割りにした白菜の間に塩をふり、ほぼ一昼夜置いて水洗いして、あわせた薬味を葉の間に擦り込み、壺や甕に漬け込むことで完成します。

薬味は、粉唐辛子、おろしにんにく、果物の細切り、ネギ、ニラ、ショウガ、昆布、塩辛などを好みで混ぜ合わせて作られます。キムチにトウガラシが用いられるようになったのは17世紀の後半頃からで、このころからキムチの作り方が多様になったと言われています。

それまでは薬味にニンニク、サンショウ、ショウガを用いておもに塩だけの単純なものでした。キムチの種類はきわめて多く、数十種に及びます。白菜キムチのほかに、ダイコンの角切りのカットウギ、キュウリのオイキムチ、野菜を丸漬けにしたトンキムチや、水分も食べる水キムチなどがあります。

キムチが薄毛・育毛に効く?!その理由とは?

キムチの薄毛・育毛効果
キムチには辛さの元であるカプサイシンが含まれていますが、カプサイシンには育毛を促進してくれるIGF-1という成長因子を作り出してくれる働きがあると言われています。

カプサイシンを食べることで、胃腸を刺激し、知覚神経も刺激され、CGRP(カルシトニン遺伝子関連ペプチド)という物質が放出されます。

このCGRP(カルシトニン遺伝子関連ペプチド)が毛乳頭細胞に届けられると、毛乳頭細胞に発毛指令を出すIGF-1を生成して、髪の毛が生えたり、成長に繋がります。また、キムチを日常的に食べる韓国の薄毛率は、日本より低いとのデータが報告されています。

キムチに含まれているカプサイシンとはどんな成分か?

唐辛子

カプサイシンとは、唐辛子に含まれている辛味成分です。
このカプサイシンはエネルギーの代謝に関係するホルモンの分泌を促進する効果があり、脂肪燃焼や肥満予防などの健康効果の期待できると言われています。

カプサイシンによってエネルギーの代謝が活発になることで体が温まり、血行が促進されます。この成分は植物由来の成分で副作用は少なく比較的安全な成分ですが、過剰に摂取することで胃腸の荒れ、腸内環境の乱れ、睡眠障害や精神疾患などの火病、肌荒れなどを引き起こす可能性があり、注意が必要です。

IGF-Ⅰとはどんな成分か?

IGF-Ⅰ
IGF-Ⅰとは、インスリン様成長因子―Iの略です。このIGF-Ⅰは成長ホルモンの刺激によって肝臓から分泌されます。インスリン様成長因子と言われているように、インスリンと同じ作用を有していますが、人体の殆どの細胞、特に筋肉、骨、肝臓、腎臓、神経、皮膚および肺の細胞などに作用しています。

IGF-1の作用は多岐に渡り、生命活動の維持に欠かすことのできない物質の一つです。
育毛の観点では、ヘアサイクルの成長期を延長したり、タンパク質の結合を強くして丈夫な髪を生成する効果を発揮します。

キムチを食べて薄毛・育毛対策!!組み合わせのいい食材とは?

キムチを食べて薄毛・育毛対策発酵食品であるキムチには乳酸菌が豊富に含まれています。同じ発酵食材である納豆とキムチを混ぜることで、キムチの乳酸菌が増えて腸に届く量が増加します。

その効果により、腸内の環境が整い、便通が良くなることによって活性酸素の発生の抑制することができ、これが間接的な育毛効果に繋がります。

また、毛乳頭細胞に発毛指令を出す役割をするIGF-1(インスリン様成長因子―I)を生成するCGRP(カルシトニン遺伝子関連ペプチド)には、分泌される量に限りがありますが、大豆イソフラボンがCGRP(カルシトニン遺伝子関連ペプチド)を生成してくれるので、キムチと納豆を一緒に食べることは育毛にとって一石二鳥であると言えます。

発酵食品がもつ育毛の力とは?

発酵食品がもつ育毛の力
発酵とは食品が腐っているわけではなく、特定の微生物がもつ作用によって食材の成分が変化することを指します。これにより風味がよくなり健康効果が高まります。

食品が発酵する過程で、アミノ酸・有機酸・ポリアミン・ビタミン類といった栄養素が豊富に作られます。これらの成分がIGF-1(インスリン様成長因子―I)を増やす効果があると言われています。

IGF-1育毛理論とは

IGF-1育毛理論
大豆と唐辛子が育毛に効果のあるという、IGF-1育毛理論という研究結果が発表されました。

唐辛子に含まれるカプサイシンと、大豆に含まれるイソフラボンによって、成長因子であるIGF-1が分泌されて発毛が促されるという内容です。しかし、理論を提唱していた岡嶋研二教授が、論文データの捏造で名古屋市立大を懲戒解雇になってしまったらしく、理論が正しいのかどうかは疑わしいものになってしまいました。

とはいえ、イソフラボンには女性ホルモンと似た働きをして髪の成長期を延ばす効果が期待できるという話もあり、大豆は育毛に効果的な食材と思われます。

最後に

キムチと納豆を食べると育毛効果があるというIGF-1理論は捏造の可能性もあり、話題になってしまいましたが、発酵食品自体は腸内環境を整える効果のある食べ物の一つなので、体内健康を向上させ、間接的な育毛効果を期待するという意味でキムチはオススメできる食材と言えそうです。

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本記事の寄稿者情報

鈴木亮輔
31歳独身。趣味はPCの自作と猫カフェ巡り。新宿のIT会社に勤務するサラリーマンです。20代中盤から徐々に抜け毛が増えて薄毛(M字部分)になり始め、長年に渡り自身で育毛剤を自作するなどの抜け毛や薄毛の改善方法を模索した実体験や、AGAクリニックの通院体験を活かして記事の執筆をしています。薄毛に悩む人は一人でも減ることを祈って、薄毛や育毛対策に有効となる情報を発信をしていきます。
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