
普段なんとなく食べている納豆ですが、実は育毛や薄毛対策に有効的な成分が豊富に含まれている食品なんです。今回紹介する記事を見たら毎日納豆が食べたくなるかもしれませんね。
目次
納豆とはどんな食品か?
納豆とは茹でた大豆を発酵させた食品のことを指します。糸引き納豆あるいはねば納豆とも言われます。
蛋白質,脂肪に富み,発酵中にビタミン B2 などが増加蓄積する。ほかに,中国伝来の塩納豆あるいは寺納豆があるが,蒸し煮大豆に麹かびを繁殖させ,塩水に漬込んで熟成させたものであり,豆味噌に近いものである。
納豆に含まれる育毛に効果的な栄養素は何か?
ナットウキナーゼ
ナットウキナーゼには血液をサラサラにする効果があります。血行が良くなることで、頭皮の毛細血管の細部まで、栄養と酸素を運ぶことができます。
ナットウキナーゼには血液をさらさらにすることで血行促進に作用し、育毛環境を整えると言えます。
大豆イソフラボン
大豆イソフラボンは女性ホルモンと似たような働きをします。AGA(男性型脱毛症)は、男性ホルモンであるテストステロンが過剰に増えることで5αリダクターゼと結合し、ジヒドロステロン(DHT)に変換されます。
ジヒドロテストステロン(DHT)は、毛乳頭細胞の受容体であるアンドロゲンレセプターと結合することでTGF-βと言われる増殖抑制因子を生み出し、毛母細胞の活動を低下させることで薄毛を進行させてしまいます。大豆イソフラボンを摂取することによってホルモンバランスを整え、抜け毛防止の効果を発揮します。
納豆菌
納豆菌は乳酸菌よりも胃酸に強く、生きたまま腸に届くことができて腸内環境を改善します。腸内環境が悪くなると便秘を引き起こし、活性酸素を発生させることで間接的に抜け毛を増やす原因になってしまいます。
また、腸内環境を向上させることで育毛に効果のある栄養を効率よく摂取できるようになります。
納豆の育毛有効成分は?
納豆は完全食と言われるくらい、豊富な栄養素をバランス良く含んでいます。
納豆に含まれる栄養素は以下の通りです。
納豆には、これだけの豊富な栄養素が含まれています。育毛に必要だと言われている栄養素のほとんどを含んでいますが、ビタミンA、ビタミンCだけが含有されていません。
納豆の育毛効果を最大限に引き出す食べ方は?
納豆にネギを混ぜて食べると、納豆に含まれていないビタミンAとビタミンCも同時に摂取することができます。また、納豆を購入してから3日位寝かせ、食べる時に50回以上かき混ぜると納豆菌が10倍近く増えると言われているので、より育毛効果を高めることが出来ます。
納豆を摂取する上での注意事項は?
ナットウキナーゼは熱に弱いので、加熱せず食べるようにして下さい。また、夕食で納豆を食べた方が寝ている間に分泌される成長ホルモンと相乗効果が得られるので育毛効果も高まります。1日1~2パックを目安に食べるようにして下さい。
納豆にはどんな種類がある?育毛に効果のある種類は?
納豆は大きく分類すると3つに分けることが出来ます。
甘納豆
甘納豆とは豆を砂糖で煮詰めたお菓子の一種です。ナットウキナーゼや大豆イソフラボンの量は一般的な納豆に比べて含有量が低いのでお勧めしません。
糸引き納豆
糸を引いていてご飯の上にかけて食べる、定番の納豆です。糸引き納豆には丸大豆納豆とひき割り納豆に分けられます。育毛の為に納豆を接種するのであれば、このタイプが一番無難といえます。
寺納豆
寺納豆は別名、塩辛納豆とも呼ばれ、大豆と小麦と麹菌を塩水に漬け込んで熟成させるので作るのに数カ月から1年かかります。出来上がると黒褐色の半分乾燥(はんぶんかんそう)したものになります。糸引き納豆のようなネバネバはなく、独特の風味があります。ナットウキナーゼや大豆イソフラボンの量は一般的な納豆とさほど変わりませんが、塩分が強いので、毎日食べるものでは無い事を鑑みるとあまり育毛にはお勧めできません。
【豆知識】どのように大豆から納豆になるか?
まず大豆を選別後,十分洗浄し,吸水量が大豆の 1.2~1.5倍になるまで浸漬させます。水切り後,加圧釜で蒸し煮し,蒸し煮大豆の熱いうちに,あらかじめ別に純粋培養した納豆菌を接種させます。
次に植菌した大豆を販売用の消毒済みの容器に小分けし,発酵室に移して1日近く発酵させます。発酵作用により,風味がよくなると同時に粘質物が生成され、納豆が完成します。
【豆知識】納豆がねばねばする理由は何か?
納豆のねばねばは、納豆菌がタンパク質を分解してできたグルタミン酸と、糖の一種であるフラクタンという物質からできています。このグルタミン酸というのは昆布などのうまみ成分の一つで、納豆の味や風味を作っています。フラクタンという成分には味はありませんが、ねばねばを安定させる役目を担っています。
【豆知識】世界で作られている納豆の種類は?
納豆は日本国内で作られているイメージが強いですが、海外でも作られています。中国ではトウシ、タイではトウアナ、ミャンマーではペーポー、アフリカではダワダワなどと呼ばれています。しかしそれらは日本で食されているネバネバのものではなく、保存食や調味料として利用されています。
まとめ
納豆は日本人には古くから親しまれているソウルフードの一つです。納豆には直接的な発毛効果はありませんが、育毛環境をサポートし、健康の向上に最適な食材であると言えます。
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