ごぼう茶のサポニンによる育毛効果とその作り方とは?

ごぼう茶のサポニンによる育毛効果とその作り方とは?

ごぼう茶はごぼうを焙煎して作るお茶で、悪玉コレステロールを分解して、アンチエイジング効果があると言われていますが、抜け毛や薄毛対策にも効果があると言われています。その理由や栄養成分について調査しました。

ごぼうの歴史

ごぼうの歴史
ごぼうの原産地は、ユーラシア大陸北部と言われています。ごぼうを野菜として食べるのは日本独自で、初めてごぼうを利用したと考えられている中国では主に薬草として用いられています。

日本への渡来の時期は定かではないものの、平安時代の書物などで出てくることから、今から1200年程前には野菜としての栽培が始められていたと考えられています。

ごぼう茶の育毛効果とは

ごぼう茶の育毛効果

強力な抗酸化作用

ごぼうには「サポニン」「クロロゲン酸」等のポリフェノールが含まれており、これらの成分が血液をサラサラにして、美肌や生活習慣病の予防・改善に効果があると言われています。ごぼうは他の野菜と比べてかなり強力な抗酸化作用があり、この抗酸化作用が動脈硬化を予防し肌の老化を遅らせることにも繋がると考えられます。

頭皮は肌の延長であり、ごぼう茶を飲むことで間接的に頭皮が若返り、発毛を促す可能性があると言われています。

血行促進作用が頭皮環境を改善する

ごぼう茶はノンカフェイン飲料で、カフェインが入っている緑茶やコーヒーと比べて、体温を下げないという特徴があります。カフェインは体温を下げてしまう作用が確認されており、コーヒーや緑茶、カフェインが入っているその他の清涼飲料水の飲み過ぎは、体温の低下、すなわち「冷え性」の原因に繋がります。

デトックス効果で体の老廃物を排出

ごぼうには水溶性の食物繊維が豊富に含まれており、腸内に溜まった不要な老廃物を体外に排出して、体の中にたまった毒素を外に出してくれる作用も確認されています。

不要物をしっかりと体外に出すことで、腸内環境を改善し、肌の老化防止作用、頭皮の老化防止作用に繋がると言われています。

ごぼう茶の育毛以外の健康効果

ごぼう茶の育毛以外の健康効果

便秘解消

ごぼうには便秘解消に有効な食物繊維やオリゴ糖が豊富に含まれていて、ごぼう茶はこれらを効率的に摂取できます。

肥満予防

ごぼう茶は腸内の脂肪吸収を抑える働きがあり肥満を予防することができます。

免疫力が高くなる
空気中のウィルスや細菌から身体を守るナチュラルキラー細胞を活性化させる働きがあるため、免疫力が高くなり風邪やインフルエンザにかかりにくくなります。

肝機能の向上

老化や動脈硬化の原因となる過酸化脂質を抑制することができ、肝機能を向上させることができます。

むくみ解消

ごぼう茶にはむくみ解消に効果のあるイムリンという水溶性ムコ多糖類も含まれています。

美肌作用

ごぼう茶に含まれるタンニンは、皮脂腺や毛穴を引き締め、肌のトラブル解消にも効果を発揮します。

ごぼう茶を飲む上での注意事項

ごぼう茶を飲む上での注意事項
ごぼう茶には副作用や飲み方の注意点があります。

溶血作用

ごぼう茶に含まれるサポニンには溶血作用があります。ごぼう茶を飲み過ぎると、体内の赤血球や善玉コレステロールも破壊してしまうという副作用(溶血作用)があります。

下痢

ごぼうに含まれる食物繊維は、便秘解消にも役立ちますが、腸の内壁を傷つけてしまうことがあります。ゴボウ茶を飲み過ぎた人の中には、胃が痛くなった、下痢をしてしまったという方います。摂取量は一日に二、三杯程度に留めることが無難です。

アレルギー症状

アレルギー体質の場合、ごぼう茶を飲むと息苦しさ、むくみといったアレルギー症状を起こす可能性があります。

ごぼう茶の作り方

ごぼう茶の作り方
ごぼう茶は市販でも販売されていますが下記のような手順でも一からごぼう茶を作ることができます。

  1. ごぼうを薄い輪切り、あるいはささがきにしてオーブンの最低温度で15分乾燥させます。
  2. フライパンに移し水分を飛ばし、からからの状態になるまでさらに乾燥させます。
  3. ごぼう茶をティーバッグ、あるいは急須を用いて抽出したら完成です。

目安としては、2リットルの水に対して乾燥させたごぼうを大さじ一杯ほどとなりますが、お好みでごぼう茶の量を調整して下さい。

ごぼうの保存方法

泥付きごぼうなどは、新聞紙に包み、冷暗所で保存することをお勧めします。傷がなければ、2週間程度の保存が可能です。洗いごぼうや新ごぼうは、鮮度が大切なので、湿度を逃さないようラップに包み、冷蔵庫の野菜室で保存して下さい。

※注意:保存後は2~3日で使い切るようにして下さい。

まとめ

ごぼう茶には直接育毛や発毛を促す成分は含まれていません。あくまでも、頭皮を健康にするという育毛の土壌を育てるだけとなります。そのため、男性型脱毛症や進行した脱毛症には効果が出ないこともあるので、AGA(男性型脱毛症)の治療と合わせ摂取することをオススメします。

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本記事の寄稿者情報

鈴木亮輔
31歳独身。趣味はPCの自作と猫カフェ巡り。新宿のIT会社に勤務するサラリーマンです。20代中盤から徐々に抜け毛が増えて薄毛(M字部分)になり始め、長年に渡り自身で育毛剤を自作するなどの抜け毛や薄毛の改善方法を模索した実体験や、AGAクリニックの通院体験を活かして記事の執筆をしています。薄毛に悩む人は一人でも減ることを祈って、薄毛や育毛対策に有効となる情報を発信をしていきます。
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