ポリフェノールで毛母細胞を活性化?!あのリンゴが実は育毛や薄毛対策に効果的

ポリフェノールで毛母細胞を活性化?!あのリンゴが実は育毛や薄毛対策に効果的

欧米では「1日1個のりんごは医者を遠ざける」という諺があるほど、りんごは身体に良い果物として知られています。りんごはカリウム、カルシウム、鉄、食物繊維、ビタミンC、有機酸 が多く含まれ、健康増進に効果の高い果物です。そんなりんごに含まれるりんごポリフェノールという成分には育毛効果があるということが分かりました。

りんごに含まれる栄養素

りんごに含まれる栄養素
りんごの主成分は糖分で、主に果糖とブドウ糖が含まれています。意外とビタミンの含有量は少なく、そのかわりミネラルのカリウムや食物繊維などが豊富です。また、りんごにはポリフェノールが豊富に含まれています。

りんごが育毛・発毛にいいとされる理由

りんごが育毛・発毛にいいとされる理由

りんごポリフェノールは毛母細胞を増加させ、ヘアサイクルを正常化させる。実験で71%の人の毛密度が増加し、1平方センチメートルあたり、22.8本も発毛し、48%の人で硬毛が増加した

引用:ASAGEI PLUS

りんごに育毛・発毛効果が期待できる理由は、 リンゴポリフェノールという成分が豊富に含まれているからです。リンゴポリフェノールという栄養素は、他のポリフェノールと比較しても非常に高濃度の抗酸化作用があることされています。中でも プロシアニジンという成分が育毛・発毛の効果が高いと言われています。このプロシアニジンという栄養素は緑茶などに含まれているカテキンが結合して出来たポリフェノールの一種です。

プロシアニジンとは

プロシアニジン
リンゴには高濃度の プロシアニジンが含まれています。このプロシアニジンは、頭皮の血行を良くする効果があります。

プロシアニジンによって血液がサラサラになり、これまで中々流れなかった血管でもしっかりと流れるようになります。またプロシアニジンには強い抗菌作用もあります。この抗菌作用によって、頭皮の毛穴につまってしまいやすい雑菌や皮脂、老廃物などの細菌の繁殖を防ぐ効果もあります。

りんごの健康効果

りんごの健康効果

りんごには育毛・発毛効果以外にも様々な健康効果が期待できる果物です。

高血圧予防

りんごに含まれるカリウムがじん臓によるナトリウムの排泄を促進し、血圧を下げるように働く効果があります。これにより高血圧や心臓病の予防になります。

コレステロールを下げる

りんごに含まれているペクチンが増えすぎたコレステロールを吸収し、排泄を促進します。これによりコレステロールを下げる効果があると言われています。

便秘予防

生のりんごには食物繊維のペクチン、セルロールが豊富に含まれていて、これらが腸の消化、吸収をうながす整腸作用を発揮し便秘を予防します。

疲労回復効果

りんごにはリンゴ酸、クエン酸などの有機酸が多く含まれており、乳酸を減らすとともに身体の新陳代謝を活発にし、疲れを取り除きます。

ガン予防

食物繊維の不足が大腸ガンの発生に影響していると考えられています、りんごには皮と実の間にペクチンと呼ばれる繊維成分が多く含まれていて、このペクチンには便秘を解消する作用があります。発ガン物質などをいち早く体外に排出し、大腸ガンの発生率を少なくすると期待されています。

虫歯予防
りんごの果肉が歯についた食べかすを落とし、虫歯の予防に効果を発揮します。欧米ではりんごを「自然の歯ブラシ」と呼んでいます。また、歯ぐきの健康にもいいと言われています。

育毛効果的にりんごを摂取するコツ

育毛効果的にりんごを摂取するコツ
りんごポリフェノールはりんごの皮の部分に多く含まれています。そのため、効果的に摂取するには皮ごと食べるのがポイントです。皮ごとミキサーにかけ、ジュースにすることで効率的に栄養素を摂取できます。

アサヒグループによるとりんごポリフェノールの含有量は赤りんごより青りんごの方が10倍多いと言われています。1日1個、もしくは半分毎日摂取することが理想です。

日本でのりんごの生産量

日本でのりんごの生産量
日本国内でのりんごの産地は以下の通りです。(平成28年度)

  • 1位 青森県   447,800t
  • 2位 長野県   142,100t
  • 3位 山形県   45,700t
  • 4位 岩手県   43,800t
  • 5位 福島県   27,000t

全国では約76万トンものりんごが生産されています。国内では青森県の生産量がダントツで高いことが分かります。

世界のりんごの生産量

世界のリンゴの生産量トップ5は以下の通りです。

  • 1位 中国    40,923,200t
  • 2位 アメリカ  5,185,078t
  • 3位 ポーランド  3,195,229t
  • 4位 インド  2,497,680t
  • 5位 トルコ  2,473,444t
  • 出典 FAOSTAT

全世界は8463万tものりんごが生産されていて、ダントツで中国の生産量が高いことが分かります。

りんごの歴史

りんごの歴史
りんごには、和リンゴと西洋リンゴがあり、和リンゴは、平安~鎌倉時代に中国から輸入されてきました。小振りで酸味が強いのが特徴で、江戸時代にはお菓子として食べられていました。明治時代になると西洋リンゴが導入されてからは徐々に少なくなり、今ではほとんど作られていません。

明治元年、北海道函館市に隣接する七重村(現:七飯町)に、ドイツ人の農業指導者R.ガルトネルが 「七重村農場」を開設し、翌年(明治2年)に母国から取り寄せた苗木を植え付けたことが日本における最初の栽培とされています。

まとめ

スーパーで手軽に手入るフルーツの王道のりんごには育毛効果があるりんごポリフェノールが豊富に含まれていることが分かりました。ミキサーにいれてジュースを作れば効率的に摂取できます。普段の食生活に取り入れて体内から育毛環境をサポートすることは大切です。

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本記事の寄稿者情報

鈴木亮輔
31歳独身。趣味はPCの自作と猫カフェ巡り。新宿のIT会社に勤務するサラリーマンです。20代中盤から徐々に抜け毛が増えて薄毛(M字部分)になり始め、長年に渡り自身で育毛剤を自作するなどの抜け毛や薄毛の改善方法を模索した実体験や、AGAクリニックの通院体験を活かして記事の執筆をしています。薄毛に悩む人は一人でも減ることを祈って、薄毛や育毛対策に有効となる情報を発信をしていきます。
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