
美容と健康、そしてアンチエイジングに効果が高いと言われている南アフリカ原産のお茶、ルイボスティー。このルイボスティーは育毛・薄毛対策に効果的なお茶であることが分かりました。使用する際のポイントなどをご紹介いたします。
目次
ルイボスティーとはどんなお茶か?
ルイボスティーとは、南アフリカのセダルバーツ地方でしか栽培することのできない豆科に属する針葉樹の葉を乾燥させたものです。ルイボスという名前は、現地の言葉で「赤い茂み」「赤い藪」を意味しています。
ルイボスティーの産地であるセダルバーツ地方は気温差が大きく、非常に乾燥した環境です。この厳しい環境の中で、ルイボスは大地に3m以上深くまで根を張り、この地方の土壌に豊富に含まれているミネラルを吸い上げて葉に蓄えます。
よってルイボスティーには様々なミネラルが豊富に含まれており、そのミネラル組織は人間の体液と非常に近いことも特徴です。日本には1980年に登場してから、健康や美容に効果の高いお茶として注目されています。
育毛・薄毛対策に効果的!ルイボスティーに含まれる成分とは?
ルイボスティーは、マグネシウム、カリウム、ナトリウム、カルシウム、亜鉛、鉄、銅、マンガン、セレンなどのミネラルやフラボノイドなどの成分が豊富に含まれています。
ルイボスティーに含まれているミネラルの組成は、人間の体液に非常に近いことが特徴です。よって、体内に吸収率がとてもよく、機能しやすいのも特徴です。
ルイボスティーは育毛・薄毛対策にどんな効果があるか?
抗酸化作用
ルイボスティーにはSOD(スーパーオキシドジムスターゼ)酵素が豊富に含まれているお茶です。SOD(スーパーオキシドジムスターゼ)酵素には活性酵素を強力に除去し、傷ついた細胞を修復する効果があります。
人間は、紫外線を浴びたり、ストレスや過労、タバコなどで活性酸素を発生させます。この活性酸素というのはいわゆる「体のサビ」のことで、これが増えて分解しきれなくなると老化・薄毛・脱毛などの症状を引き起こすとされています。
また、糖尿病、心筋梗塞など命に直結する生活習慣病や、花粉症、アトピー性皮膚炎などのアレルギーを引き起こす原因にもなり、活性酸素を増えすぎないようにすることは育毛にも健康にも大切です。
ルイボスティーには活性酸素を除去するSOD(スーパーオキシドジムスターゼ)酵素が含まれており、育毛・薄毛対策効果だけでなく、健康効果も期待できます。
リラックス効果
ルイボスティーにはビテキシンとシビテキシンという2つのフラボノイドという成分が含まれており、これらはストレスを抑える効果がある成分です。
また、ルイボスティーを飲むことによって、細胞が活性化され、新陳代謝が活発になることによって体温が高まります。これらの成分や効果が安眠・快眠に導きます。毛髪が作られるのは睡眠中であり、この睡眠の質を上げることは育毛・薄毛対策に繋がっていると言えます。
また、覚醒効果のあるカフェインが含まれていないため、睡眠前に飲んでも影響しないこともルイボスティーのメリットです。
血管を強くする
人間の体内には無数の血管が存在し、体の隅々に酸素や栄養を運ぶ役目を果たしています。
ルイボスティーには毛細血管にあるTie2(タイツー)細胞を活性化させ、血管の細胞の周りの壁細胞を接着させ血管の構造を安定させ、丈夫にする働きがあります。
毛細血管が丈夫になることで、頭皮の隅々まで血液を送り届けることができます。
血行促進
ルイボスティーにはケルセチンというフラボノイドの一種が含まれています。このケルセチンには活性酸素によってダメージを受ける赤血球を守り、働きを活性化する効果があります。
赤血球は柔軟に変形でき、毛細血管を自由に流れることによって酸素を運ぶ役割があります。しかし、この赤血球は過剰にダメージを受けると柔軟性を失い、毛細血管を通り抜けられなくなると血行の悪化に繋がります。
血行が促進されると、毛の作られる毛母細胞が刺激され、毛髪形成に必要な栄養や酸素が頭皮全体に行き届かせることができます。
育毛・薄毛対策!ルイボスティーの効果的な飲み方とは?
ルイボスティーから抗酸化力のある成分を効率よく引き出す為には、水から煮出すことが効果的です。2.5g程度のルイボスの茶葉の入ったティーバックを1.5?ほどの水に入れてから沸騰させ、10分以上煮出します。
アイスで飲む場合は、煮出して冷めてからティーバックを取り出した方がより成分が強く出ます。
気になるルイボスティーの味は?
渋みのない紅茶のようで、クセもなくすっきりとした味をしています。食事の時も味を邪魔することなく楽しめます。
飲むだけでは勿体ない!育毛・薄毛対策のルイボスティーの使い方とは?
ルイボスティーの出し殻をお風呂に入れると肌がすべすべになります。これは酵素が直接皮膚に効能を発揮させるからと考えられています。
これは頭皮でも同じことが言え、頭皮をルイボスティーで洗う(マッサージする)ことは毛根部分の細胞に溜まっている活性酵素を除去していくことができると言われています。
育毛・薄毛対策目的!ルイボスティーの選び方とは?
ルイボスティーには茶葉の製法の過程の違いで、2つの種類があります。
1つは茶葉を発酵させたもので、これをレッドルイボスティーと言います。これに対し、茶葉を発酵せずにすぐに乾燥させたものをグリーンルイボスティーと言います。
発酵の工程は、風味は強く出すことが出来ますが、ミネラルなどの栄養素を大きく失わせてしまいます。発酵をさせず高い栄養素を保持したままのグリーンルイボスティーがより栄養価が高くオススメです。
消滅の危機のあるルイボスティー
ルイボスティーの原料であるルイボスは、世界でも西ケープ州のセデルバーグ山脈一帯だけにしか生育できません。
これまで、オーストラリア、米国、中国でルイボスの栽培が試みられたが、いずれも失敗に終わっているそうです。
南アの科学産業研究会議(Council for Scientific and Industrial Research、CSIR)の予測によると、今後の100年間で西ケープ州は厳しい気候変動の影響に見舞われる。大半の地域で気温が3度上昇し、乾燥化も進む。同州だけでなく、南アの内陸西部や沿岸地域の未来図も明るいものではないという。
引用元
これから地球環境が悪化し、気候変動でルイボスの収穫量が減ってしまうと、ルイボスティーが飲めなくなる日が来てしまうかもしれません。
最後に
ルイボスティーには抗酸化作用、毛細血管を強くしてくれる効果、リラックス効果があり、育毛だけでなく健康にも大変有効であるということが分かりました。特に毛細血管を強くしてくれる食材は少ないので、毎日手軽に取り入れられるルイボスティーはオススメです。
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