亜鉛やビタミンBが豊富なレバーの薄毛対策効果とは

亜鉛やビタミンBが豊富なレバーの薄毛対策効果とは

クセはあるがスタミナ食材として知られているレバーには、健康効果だけでなく、育毛にも効果があるとのことで調査しました。

レバーとは何か?

レバー

レバーとは肝臓のことで、肝とも呼ばれます。日本で主に食用にされているレバーには、哺乳類、鳥類、魚介類のものがあります。ビタミンA、ビタミンB群 鉄分、葉酸を多く含んでいます。日本では2012年に食中毒の懸念から生の牛レバーの提供が禁止されています。

レバーが育毛に効果を発揮する栄養素は?

レバーが育毛に効果を発揮する栄養素
 レバーはタンパク質、亜鉛、ビタミンBを豊富に含んでいる食材で、これらの栄養素が育毛に効果的であると言われています。

タンパク質

タンパク質は、筋肉、骨、臓器、皮膚、毛髪、爪などを構成する上で欠かすことのできない基本要素の一つです。毛髪はタンパク質が ケラチンと呼ばれる成分へと変更されることで生成されます。レバーには低カロリーで良質なタンパク質が豊富に含まれており、効率よく摂取することができます。

亜鉛

亜鉛は毛髪の主成分であるケラチンの合成を促進させる働きがあります。したがって、タンパク質を大量に摂取しても、亜鉛が不足してしまうと上手く髪を生成することができません。亜鉛はストレスや飲酒の後のアルコール分解時に体内から失われてしまうので、現代社会では不足している方が多い成分です。レバーには食材の中でも非常に高い亜鉛の含有量を誇っているので、効率的に摂取することができます。

ビタミンB

ビタミンBには、タンパク質の吸収力を高めてケラチンの合成をサポートし、皮脂の分泌量をコントロールする働きなどがあります。皮脂があまりにも過剰に分泌されてしまうと、ベタつきのの原因になり頭皮環境を悪化させてしまいます。頭皮環境の正常化を図る事で育毛に繋がります。

鉄分

レバーには鉄分も豊富に含まれています。鉄分は血液のヘモグロビンを生成します。ヘモグロビンが生成されると、頭皮隅々の毛母細胞や毛乳頭にまで栄養や酸素を送り届けることが可能になり、間接的に育毛環境を整えます

レバーの種類

レバーの種類

哺乳類のレバー

地方によっては馬、山羊、羊の肝臓を食される場合もありますが、一般的には牛や豚のものが主流です。

鳥類のレバー

鶏、鴨、ガチョウのものがあります。世界3大珍味のひとつであるフォアグラも、ガチョウに特殊なエサを与えて脂肪肝にさせた肝臓で、これもレバーの一種であると言えます。

魚介類のレバー

アンコウ、カワハギ、マダラなどの魚類の肝臓も日本では食用にされます。しかしこれらは肝(きも)と呼ばれ、レバーと呼ばれることは少ないです。また、アワビの肝、イカの肝(ゴロ)などの軟体動物の内臓で食用にするものがあるが、これは生理機能が異なり、正しくは中腸腺というものです。

育毛に効果的なレバーの種類は?

育毛に効果的なレバーの種類
 レバーには様々な種類があります。種類によって含まれる栄養素が異なるので、以下を参考にしてみてください。

亜鉛をより摂取したい
豚レバー
亜鉛は髪の主成分であるケラチンの合成を促進します。

ビオチンをより摂取したい
鳥レバー
ビオチンはアミノ酸の代謝を促し、コラーゲンの生成をサポートするので、毛髪と頭皮に効果がある成分です。

アミノ酸・ビタミンB群、ミネラルをより摂取したい
牛レバー
18種類のアミノ酸が結合したタンパク質であるケラチンが毛髪を構成する成分です。つまり、アミノ酸を摂取することは、髪の毛の材料を摂取することに繋がります。

レバーの育毛以外の健康効果は?

 レバーは育毛効果以外にも様々な健康効果が期待できる食材です。

美容効果

レバーに含まれているビタミンAやビタミンB郡、鉄分などは肌の状態を正常に保つ効果が含まれています。主にビタミンAは皮膚細胞の働きを正常化し、同時に抗酸化作用のあるビタミンC等と合わさる事で美肌効果が高まる作用があります。

また、ビタミンB郡は肌の新陳代謝を促進させるので、ニキビや吹き出物といったものを抑え、肌の乾燥を予防する効果があります。

ダイエット効果

レバーに含まれる鉄分は血液中の酸素を運ぶ役割をしていますが、その濃度が高まる事で新陳代謝をアップさせてくれる効果があります。

また、炭水化物から摂取した糖をエネルギーに変換するビタミンB1や脂肪燃焼効果の高いビタミンB2も豊富に含まれているのでダイエット効果が期待できると言われています。

レバーの美味しい食べ方

レバーの美味しい食べ方

レバーには臭いやクセがあり、苦手な方も多いと思います。その場合は生姜や酒でレバーの臭みを消し、醤油や味噌で煮込むことで味が染み、柔らかい食感になるのでオススメです。

また、調理前に牛乳に漬けておくことでもレバー独特の血生臭さが抜けるので、美味しく仕上げることができます。

レバーを食べる際の注意点

レバーを食べる際の注意点
育毛だけでなく様々な健康効果に有効なレバーですが、過剰に摂取するのは逆に健康を損なう可能性があります。レバーにはビタミンAが大量に含まれています。

このビタミンは体内に蓄積される特徴があるので、過剰に摂取すると頭痛や吐き気の症状を引き起こす可能性があります。

まとめ

レバーには育毛や健康効果的な成分が豊富に含まれていることが分かりました。毛髪形成の為の栄養素や、頭皮を健康に保つ成分が含まれているので、間接的な育毛効果が期待できます。

[in_link url=”https://hamilton-journal.com/%E8%96%84%E6%AF%9B%E8%82%B2%E6%AF%9B%E3%81%AB%E3%82%AA%E3%82%B9%E3%82%B9%E3%83%A1%E3%81%AA%E9%A3%9F%E3%81%B9%E7%89%A9/” date=”both” excerpt=”show” title=”” label=”関連記事” label_color=”orange”]

本記事の寄稿者情報

鈴木亮輔
31歳独身。趣味はPCの自作と猫カフェ巡り。新宿のIT会社に勤務するサラリーマンです。20代中盤から徐々に抜け毛が増えて薄毛(M字部分)になり始め、長年に渡り自身で育毛剤を自作するなどの抜け毛や薄毛の改善方法を模索した実体験や、AGAクリニックの通院体験を活かして記事の執筆をしています。薄毛に悩む人は一人でも減ることを祈って、薄毛や育毛対策に有効となる情報を発信をしていきます。
Return Top